2011年5月24日(火)-6月5日(日) Niche -家に返ろう- ウエバヒロコ、神崎智子、小林賀代子、高田由紀子、山本こうこ、Mercedes Torielli →作家略歴 開廊日:13:00−19:00(最終日は17:00まで) 水曜休廊 金曜日は21:00まで 6月4日(土)17:00- クロージングパーティー |
Hiroko Ueba | Tomoko Kanzaki | Kayoko Kobayashi | Yukiko Takada | Kouko Yamamoto | Mercedes Torielli |
2009年オープン時、2010年に引き続き、−Niche(ニッチ)−「家に返ろう」展を開催致します。nicheとは西洋建築では、壁面や柱の一部にある美術作品や花瓶などを置く窪みの部分を意味します。また一方で、nicheにはいわゆる「スキマ」という意味もあります。Nroom
artspaceの立ち位置は、ギャラリー業界における、まさにnicheと呼べるかもしれません。日本文化においても床の間に掛け軸をかける風習があり「スキマ=数寄・間」という言葉も、古い日本家屋を改装した当スペースにとって興味深いものです。 nicheを取り巻く意味をめぐりながら、Nroomと関連の深い6人の作家をご紹介したいと思います。絵画がタブロー中心となった今日では、ややもすると美術作品が商品として消費され、投機の対象となり、一人歩きしがちです。生活空間を兼ねたスペースを展示会場とする事によって、絵画と建物が一体化していた古来の絵画と壁体の関係性に再度思いを馳せながら、「部屋に作品を飾る」というシンプルで根源的な作品の楽しみ方を提案し、日常生活とアートをより近づける試みの一端となればと願います。
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