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2009年7月26日(日)ー 8月16日(日)

石井隆浩 個展
-BIBLIO-

開廊日: 土日月火 13:00−19:00(最終日は17:00まで)
※時間外や開廊日以外も可能な限り対応致しますので、お気軽にお問い合わせください。

7月26日(日)17:00〜 オープニングパーティー








略歴
1980 群馬県生まれ
2003 京都市立芸術大学美術学部美術科卒業

個展
2008 〜庭〜 Art Trace Gallery(東京)
主なグループ展
2009 Market Trace 2009 Art Trace Gallery(東京)
    深川100人100色だるま展 深川いっぷく(東京)
2008 
depositors meeting 6 art & river bank (東京)
    Art Trace Gallery Group Exhibition Art Trace Gallery(東京)
    100名のポートフォリオ展  新宿眼科画廊 (東京)
    Market Trace 2008  Art Trace Gallery (東京)
2007 ArtTraceGallery × Youkobo  遊工房アートスペース (東京)
2003 ART CAMP in CASO 海岸通ギャラリーCASO (大阪)
受賞歴
2003 京都市立芸術大学卒業制作展 同窓会賞





制作コンセプト

 子供の頃に影響を受けたものとして、
例えば、ゲームやアニメ、映画等TVモニタの中の映像や、漫画、小説等本の中の物語があげられる一方、原っぱや裏道、用水路といった大人になった現在は縁が薄くなってしまった現実の空間が挙げられる。
また、神社や寺、学校等日常でありながらも関わる観点が変わってしまったものを挙げることもできるだろう。
 
子供の頃は、こういったバラバラの要素を拙い知識で身近に感じ、想像力で結びつけることによって、統一した世界観として練り上げ、空想の世界の中に浸かっていたと思う。

 こうした世界観に、ふ、とした瞬間出会うと、見たことがあるようで、見たことのない風景、懐かしいようで、懐かしくない風景、何か忘れ物をしているかのような、既視感に襲われる。

兎もすると大人になるにつれて、こうした世界観は、
無知あるいは稚拙なものとして否定され、空想で終わってしまうが、この世界観を作品として現前化させることによって、事実として作り上げてしまうことによって、子供の自分自身を肯定していく。


BIBLIOについて

BIBLIONroom artspaceへ訪れた際に想起されたキーワードを足掛かりとして制作を始めた。
 
水、路地、住宅地、照明、立方体、本、図書館。

その中から図書館を切っ掛けとして連想を膨らませる一方で、子供の頃に持っていた図書館のイメージと重ねつつ、物質としての本までイメージを凝縮していく。

 本に付着している種々の傷や染み、垢、そういった残された痕跡、本そのものには本来備わっていなかった痕跡には、別のもうひとつの物語が記されている。                                     

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