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2009年6月20日(土)― 7月5日(日)

増田和弘 個展(インスタレーション)

−make-believe, action−

開廊日:土日月火 13:00−19:00(最終日は17:00まで)
増田和弘が今回の展示のために書き下ろした小説”make-believe,action"を\1,000にて販売しています。

6月27日(土)17:00〜 オープニングパーティー
※17:00より作家増田和弘が、アーティスト・イン・児童館の臼井隆志さんとプチ・トークを行います。












世界について行動を起こすこと。それは希望を手探りで見つけることだ。人には希望が必要だと思う。世界についての、世界で生きることへの。それを愛する人へ、友人と、かつて恋人だった人と、家族と、これまでに出会った人、出会わなかった人すべてと、共有できるのであれば、希望は世界を広げる。…たとえそれがステージの上で演じるごっこ遊びのようなものであっても。僕はこの部屋で、必要な準備を整える。愛する人へ、友人へ、かつて恋人だった人へ、家族へ、これまでに出会った人、出会わなかった人すべてへ。世界の外へ向けて。僕の信じる最良の方法でそれらと関係する為に。 (小説 make-believe actionより)

他者との関わりによって生じる摩擦やそれらへの執着を主軸として活動する増田和弘は、これまでに地域環境へ向けて物語を介入させる作品や、展示スペースに事実と虚偽を綯い交ぜにしたインスタレーションを展開させる試みの中で、他者との関わりへアプローチを繰り返してきました。3年ぶりとなる今回の個展では、展覧会の為に増田によって執筆された小説を発表します。会場は小説内で作り出された物語の断片により構成され、小説を書くと言う行為によって表出する増田自身の私生活が私たちのそれへと介入を試みます。それはmake-believe,actionと名付けられたこの展覧会において増田自身が手探りで見つけた希望なのです。                                                                                                
増田和弘

                                             

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